管理人的には戦闘バランスが悪いし万人にオススメはできないゲームなんだけど、100人以上仲間が増えるRPGはほとんどないだろうし、王道ストーリーでとても楽しめたよ!
アイキャッチでもある上記画像はRabbit&BearStudios 株式会社より|百英雄伝公式サイト
(これ以外のこの記事の画像は大体はXbox Series Sでのプレイ中画像などです)
この記事ではXbox Series版を紹介していますが、「Xbox One版、PS4とPS5版、Nintendo Switch版、PC版」もあります。
本作は幻想水滸伝シリーズの精神的続編と言われてますが、管理人は幻想水滸伝シリーズはプレイしたことがない上でのレビューとなります。
管理人のこのゲームのプレイ時間は110時間以上だよ!
- 100人以上のキャラが仲間になる
- 王道ストーリーで分かりやすい展開
- 移動が楽になった後は全体的に楽しくなってくる
- 戦闘は全体的に調整不足を感じる
- ミニゲームが全体的に面白くない上に仲間加入条件にもなっている
- トロコン(全実績解除)は時間がかかる上に作業系が多い
- Switch版とPS4版はロード時間などがキツい
「百英雄伝」についての解説や、レビューなどを書いていくよ!
百英雄伝の概要
ジャンル | RPG |
対応機種 | PlayStation 4/5 Nintendo Switch Xbox One/Xbox Series X/S Steam Epic Games 他 |
発売元 | 505 Games |
開発元 | Rabbit & Bear Studios |
発売日 | 【全機種】2024年4月23日 |
定価(各バージョン消費税10%) | 【Steam】5680円 【家庭用ゲーム機】5830円 【Epic Games】5880円 |
定価(デラックス・エディション版) | 【家庭用ゲーム機】8690円 【SteamとEpic Games】8700円 |
プレイ人数 | 1人 |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) |
GAME PASS | 発売日からプレイ可能 |
公式サイト | 百英雄伝 |
権利表記 | ©2024 Developed by Rabbit & Bear Studios Inc. Published by 505 Games. All product names, logos, brands, and registered trademarks are property of their respective owners. |
パッケージ版はもちろんですが、ダウンロード版もセールをやっているタイミングだと値段が全然違います。
色々なショッピングサイトやダウンロードサイトなどの値段を比較して、少しでもお得に買いたいところです。
百英雄伝とは?(あらすじ)
ゲーム内容について
上記の公式動画でこのゲームについては大体はわかると思いますが、ジャンルはRPGです。
2022年5月11日に本作の前日譚である「百英雄伝 Rising」が先に発売されていますが、「百英雄伝 Rising」がアクションRPGなのに対して本作はRPGなので、ジャンルの違いに注意しましょう。
それと「百英雄伝 Rising」の主人公は「CJ」、「ガルー」、「イーシャ」ですが、本作の主人公は「ノア」、「セイ」、「メリサ」なので、主人公が違うところも注意が必要です。
ゲーム内容については公式サイトである程度わかると思いますが、100人以上のキャラが仲間になる幻想水滸伝シリーズの精神的続編と言われており、本作も100人以上のキャラが仲間になる上にそれぞれの物語がフルボイスなことです。
100人以上も仲間になる上にフルボイスなんだ?!
ゲーム側で前もって用意されている仲間が100人以上もいて、更にフルボイスなゲームなんてまずないと思うから、最大の特徴だね。
戦闘時は最大6人まで参加できますが、仲間になる全キャラが戦闘時に戦えるわけではないです。
戦闘などを楽にするサポート用キャラクターや、本拠地の施設運営用のキャラクターも結構います。
ストーリーを進めると自動的に仲間になるキャラも多いですが、自動的に仲間にならないキャラもいると便利なキャラが多いですし、そのなかには仲間にしないとストーリーを進めれないキャラもいます。
それと、ミニゲームもそれなりにあります(カードゲーム、演劇、エッグフットレース、ベーゴマバトル、料理対決、シャークシップレース、魚釣り)が、ミニゲームの中には特定のキャラを仲間にしないとそもそも遊べないのも多いです。
100人以上のキャラが仲間になるのがこのゲーム最大の特徴でもあるし、色々なキャラを仲間にした方が有利なゲーム性でもあるんだよね!
ゲーム全体の難易度について
管理人的に感じたゲーム全体の難易度は【★★
難易度はノーマルとハードがありますが、ハードでも敵のステータスは全く変わらないものの、戦闘AIが強化されてこちらに不利になりやすい行動をしやすくなります。
難易度以外にも縛りプレイがありますが、ゲーム開始時の難易度と縛りプレイ設定後はゲーム中に難易度を下げたりや縛りプレイを外すことはできるものの、難易度を上げたりや縛りプレイを付けることができません。
ただ、難易度や縛りプレイはトロコンに全く影響がないので、戦闘に歯ごたえを求める人以外は無視でいいです。
管理人は戦闘AIが強化されているハードでプレイしましたが、防御が低いキャラへの集中狙いや強力な攻撃が多い印象は受けたものの、そこまで難しいと感じませんでした。
ステータスはハードでも変わらないのもあり、自分より格上の敵と戦わない限りはハードでもキツく感じなかったので、ノーマルならもっと簡単だと思います。
ストーリーの最初のうちは戦闘時の複数攻撃はほとんどできないのでキツめなんだけど、ストーリーを進めていくと列攻撃や全体攻撃が使えるキャラなどが出てくるので、ストーリーを進めるほど戦闘は楽しくなると思うよ!
トロコン(全実績解除)について
トロコン難易度 | 【★★★☆☆(3.0】 |
管理人のプラチナ取得時間 | 110時間ぐらい |
プラチナ取得率(Xbox) | 0.12%(記事公開時点) |
時限トロフィー | ◯ |
難易度系トロフィー | ✕ |
オンライントロフィー | ✕ |
必要周回数 | 1周 |
このゲームのトロコンはかなり時間がかかる上に、自然と取れるもの以外は面倒なトロフィー(実績)や作業系が多いです。
更にはある時点で全キャラ仲間にしていないと仲間にできない時限キャラもいる上に、そのキャラを仲間にしないと解除できない実績もいくつかあります。
トロフィーの細かい取得方法などについては、下記リンク先から見るとわかりやすいと思うよ!
トロフィーの取り方については「ととねこのゲーム攻略所」様より
管理人が良かったと思うところ
100人以上のキャラが仲間になる
ゲーム内容についてで大半のことを書きましたが、本作の最大の特徴は100人以上のキャラが仲間になることです。
(この画像は百英雄伝公式サイトより引用させてもらっています)
物語部分は全キャラフルボイスで、さすがに全キャラしっかりとした物語をゲーム中に語られるわけではないですが、設定自体は1人1人しっかりとある上に演劇や最終決戦前の好感度による個別イベントがフルボイスで3~4分が全員分あるのもとんでもないところです。
仲間キャラを増やせば増やすほどストーリーを進める上でも有利になりますし、ある時点で全キャラ仲間にしていないと仲間にならない時限キャラもいるので、仲間を増やしていきたくなると思います。
管理人は「百英雄伝 Rising」だと主人公の1人であった、「イーシャ」がお気に入りなようで、今作でも「百英雄伝 Rising」の主人公だった「CJ」と「ガルー」と「イーシャ」の物語が割と語られていたので、楽しめたみたいだね!
それと「ガルー」に関してはストーリーを進める上で自動的に仲間になるし、ストーリーにもそれなりに関係しているキャラなので、出番はそれなりにあったよ。
王道ストーリーで分かりやすい展開
本作の主人公は「ノア」、「セイ」、「メリサ」とはなっていますが、最初から最後までいる「ノア」がメイン主人公となっていて、「セイ」、「メリサ」はサブ主人公と言えると思います。
最初のうちは明確な目的がそれほどないままストーリーが進んでいきます。
そして、ゲーム内容についてでも紹介した下記の動画を見ればわかりますが、主人公である「ノア」と「セイ」が対立してたりや村が焼かれている場面などからはストーリーがシリアスになっていきます。
その後は王道パターンと言えるストーリーで、主人公「ノア」が成長しながら最終的には悪いやつをやっつけようというお決まりパターンではあるものの、主人公視点で考えると単純明快で分かりやすいストーリーだと思います。
それと本作で唯一の分岐と言えるのが、ある時点で全キャラ仲間にしていないと仲間にならない時限キャラを仲間にするかしないかで展開が変わる場面があり、エンディング分岐などはないもののどちらの展開も見てほしいところです。
管理人的にはあまりに複雑すぎて理解が追いつかないストーリーより、分かりやすいストーリーが好きみたいだね。
移動が楽になった後は全体的に楽しくなってくる
ある程度ゲームを進めると自分の拠点を持つことになります。
拠点を持ってから少しゲームを進めた後にあるキャラを仲間にすると、ダンジョン内にいる時以外なら行ったことがある場所へいつでも好きなところに移動(ファストトラベル)できるようになるので、そこからはやれることが一気に増えて楽しくなってきますが、それまでは色々とキツいです。
そのキャラは自動的に仲間になるわけではないもののストーリーを進める上でも必要なキャラとなっており、必ず仲間にしないといけないので、ファストトラベルの機能が使えないままずっとストーリーを進めてしまう心配もないです。
このあるキャラは戦闘にも参加させられるんだけど、魔法使い系のキャラの中でも使いやすいキャラみたいだったようで、管理人も終盤まで使っていたみたいだね。
管理人的に賛否両論分かれると思うところ
・アイテムを持てる数が少ない気がする(拡張すれば最終的には倍以上持てる)
・拠点の発展を面白いと思えるかどうか
アイテムを持てる数が少ない気がする(拡張すれば最終的には倍以上持てる)
大体のRPGは1つのアイテムを99個ぐらいまでは持てるか、不便に感じないぐらいの数を持てるシステムになってると思います。
ですが、本作はアイテム所持数(カバン)の拡張などをしないと、やくそうを180個持つと他のアイテムが持てません。
本作のカバンのシステムが少々複雑でアイテムを持てる枠自体は初期だと30枠までとなっており、やくそうの場合は6個でアイテム枠1つ埋まり、アイテムごとに1つの枠でも持てる数が違います。
MPを回復する魔力のしずくの場合は2個でアイテム枠1つが埋まるので、カバンが30枠までだと魔力のしずくの場合は60個で他のアイテムが持てなくなります。
拠点の発展などに必要になる素材アイテムが別枠なのはせめてもの救いですが、回復アイテム系と同じカバン30枠で装備アイテム系や換金アイテム系が共通枠な上に、これらのアイテムは全て1個でアイテム枠が1つ埋まるのが管理人的には嫌でした。
カバンの拡張にはある仲間が必要になるのですが、自動的には仲間にならないキャラなので、そのキャラを仲間にしない限りはずっとカバンは30個までしかもてないのも注意が必要です。
やくそうを180個も持つことはないだろうし、アイテムをそれほど使わない人は30個までしか持てなくても問題ないと思うんだけど、アイテムを使わない場合のまともな回復手段は宿屋か水のルーンの全体回復ぐらいしかまともなのがないんだよね……。
拠点の発展を面白いと思えるかどうか
ある程度ゲームを進めると自分の拠点を持つことになりますが、拠点を発展させればさせるほどゲームを進める上で有利になります。
そして、拠点の発展には施設用の仲間キャラや素材アイテムが必要になりますが、やり方がわからないと集めるのはかなり大変です。
仲間の数も拠点の発展には関係してくることもあり、拠点の発展には時間が掛かると思うので、面倒に感じるかやりがいがあると感じるかは人による気がします。
管理人的には拠点の発展は楽しめたみたいなんだけど、管理人はこのゲームの攻略情報を見ながらプレイしたから効率良く拠点を発展させられたと思うので、攻略情報を見ないと拠点の発展は割と大変なんじゃないかな……。
管理人が悪かったと思うところ
戦闘は全体的に調整不足を感じる
本作はRPGなので、戦闘には一度に6人まで参加できますし、敵も最大6体まで出てきます。
仲間が100人以上仲間になる(全員が戦闘で戦えるわけではない)ので、当然ながら強いキャラと弱いキャラがいます。
基本的に敵の攻撃は物理攻撃が多く(ボス以外は物理が大半)、物理防御が高いキャラはそもそもHPが高いことも多いので死ににくく、逆に物理防御が低い上にHPが低いキャラは集中的に狙われると簡単に死ぬので扱いづらいです。
話は少し変わって、本作の戦闘時にスキルを使うのに必要なのはSPとMPですが、SPは毎ターン1回復するのに対して、MPは回復手段が限られている上に攻撃魔法は基本的にコストに見合ってないです。
ちなみにMPの回復手段はアイテムを使うか宿屋に泊まるというものですが、MP回復薬を買えるようになるのは割と後な上に持てる数も少なく、更には買う以外の入手方法も少なめだと思います。
そのため、アイテムを使ったMP回復は有用ではなく町での宿屋ぐらいしかまともなMP回復手段がないので、基本的にMPを使うスキルが使いにくすぎます。
正直、MPを攻撃魔法には使うのはもったいないと思うので、回復魔法や魔法防御アップのバフに使ったほうがいいと思うよ!
ただ、HP回復魔法もコストが高めなので、やくそうや全体回復のアイテムを使った方が楽ではあるね……。
ミニゲームが全体的に面白くない上に仲間加入条件にもなっている
ミニゲームはストーリーを進める上ではほとんどやる必要がないので、面白くないならやらなければいいだけなのですが、残念ながらミニゲームをかなりやらないと仲間にならないキャラが何人かいます。
料理対決とベーゴマバトルに関してはかなりやらないと仲間にならないキャラがいるのですが、正直これらのミニゲームは面白くなかったです。
管理人的にはフルボイスで無限とも言える組み合わせがある演劇と、エッグフットレースのミニゲーム以外は面白みをほとんど感じなかったみたいだね……。
トロコン(全実績解除)は時間がかかる上に作業系が多い
トロコンについてでもある程度は書きましたが、このゲームのトロコンはまともにやったら100時間前後はかかりそうな上に作業系が多い(特にカードバトルでの120勝)ですし、トロコンを目指すなら最初からネットなどで調べながらやった方がいいです。
そうしたこともあって、基本的にはこのゲームのトロコンを目指さないほうが良いと思いますが、管理人の場合はPrime Videoでアニメを見ながらやっていました。
管理人は最初だけはカードバトルは楽しめたみたいなんだけど、カードが集まった上でコツがわかると、ほぼ負けなくなって完全に作業となってしまってつまらなかったみたいだね。
Switch版とPS4版はロード時間などがキツい
管理人はXbox Series S版なのでロード時間などがキツいと感じることはなかったですが、メニュー画面の切り替えの引っ掛かりはXbox Series S版でも多少は感じました。
Switch版がPS4版などの古い機種版で購入を考えている人は買う前に下記の比較動画を見てほしいのですが、見ればロード時間などの違いがわかると思います。
ただ、2024年7月までにバトル開始時間と終了後のロード時間の短縮などのアップデートが来るようです。
なので、アップデート後にロード時間がどれぐらい短縮されているかの情報が出てから購入するかどうか決めてもいいかもしれませんね。
アップデートでロード時間などが早くなればいいけど、現状だとSwitch版やPS4版をプレイするのはストレスを感じる人が多いんじゃないかな……。
オススメできる人とできない人
管理人の総合評価
総合評価は【★★★
☆(3.5)】です。110時間以上もやり込んだので本当は総合評価【★★★★☆(4.0)】としたいとこなんだけど、オススメはできないので総合評価は【★★★
☆(3.5)】にしたよ……。管理人のゲームへの感想(まとめ)
感想のまとめですが、100人以上仲間が増える異例なRPGとしてかなり楽しめましたが、万人にはオススメできないゲームでした。
本作の前日譚である「百英雄伝 Rising」の方が値段も安めなのでオススメできます。
管理人的にはかなり楽しめた作品で、GAME PASSに加入済みならとりあえずプレイしてほしいとは思える作品だけど、購入してまでのプレイはオススメできないね……。
定価が6000円しないからボリュームから考えると安い方だとは思うんだけど、幻想水滸伝シリーズが好きとかじゃない限りは定価では買わない方がいいんじゃないかな……。
以上、神風のヒロでした!
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